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英検、各級の難易度を詳しく解説

「はじめての英検。何級から受けるべき?」の記事では、各級の英語力の目安について説明させて頂きました。以下、日本英語検定協会が定めた推奨目安です。


  • 5級 中学初級程度(中学1年生レベル)

  • 4級 中学中級程度(中学2年生レベル)

  • 3級 中学卒業程度(中学3年生レベル)

  • 準2級 高校中級程度(高校1〜2年生レベル)

  • 2級 高校卒業程度(高校3年生レベル)

  • 準1級 大学中級程度

  • 1級 大学上級程度


今回は、もう少し深く各級の難易度を掘り下げてみましょう。


5級

初歩的な英語の理解が求められる級です。家族のことや挨拶など身近な話題が出題されます。中学1年生レベルというのはあくまでも学習内容の目安なので、中学生以下の方も受けることが可能です。なので英語の勉強を始めたばかりの方に最適なレベルだと思います。以前は5級の課題はリスニングとリーディングのみでしたが、2016年度からスピーキングテストの受験も可能になりました。スピーキングテストは、5級の合否に関わらず受験者全員が受験資格を持ち、5級の合否自体には影響はなく、「英検5級スピーキングテスト」として単独で評価されます。


4級

家庭、学校、公共施設、電話、アナウンスなどの日常生活で使用される英語が増えます。なので4級に求められる単語数は、5級に比べて300-700語増えます。また、英文を読んで回答を求める読解問題も4級から登場します。難しい文法やイディオムよりも、語彙力を増やすことを意識しましょう。スピーキングテストは5級とほぼ同じ内容になり、実際の英検4級の合否には関係ありません。


3級

英語学習初級編の総まとめができる級だと思います。単語数は増えますが、4級と同じ日常生活で使われる英語が中心になります。5-4級までは単語を覚えれば何とかなりますが、3級からライティングとスピーキングが合否の判定基準に含まれます。なので、英文で自分の意見を書く・話すの本格的な英語力も必要になってくるのが3級からです。


準2級

準2級以降は、生活で使用するのみならず、長文の穴埋めや読解など、文章への理解力・読解力・知識力も英語で要求されてきます。また準2級・2級はセンター試験と出題範囲が似ているため、センター試験の練習として受験される方も多いです。


2級

2級の合格圏は高校卒業レベルといわれますが、実際はもう少し難しいと感じる人も多いです。2級では社会生活に必要な意思疎通をはかることができ、留学など海外生活にも対応できる英語力が求められます。ちなみに英語力をアピールするために履歴書に記載できるのは、一般的に英検2級からです。余裕があるなら、高校卒業までに2級まで合格しておけば、就職活動など将来にも役立つでしょう。


準1級

準1級以降は、純粋な英語力のテストというより、英語を使った社会・時事問題のテストに近いです。社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など幅広い知識への理解が英語で必要になっていきます。日常生活よりも社会の高い分野の問題が多いので、英語でもニュースをチェックしたり、本を読んだりと、自分の日常生活に英語を取り組む努力が必要になっていきます。


1級

科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非など、日本語でもすぐに答えるのは難しいような課題・質問が出てきます。なので、一般的にはTOEIC900点以上とるよりも難しいといわれ、英検1級の合格率は毎回10%前後だそうです。


英検は他の英語テストと違い、日常生活からビジネスなど幅広い分野の英語をカバーしています。なので、級が上がるごとに勉強の仕方も変わってくるので難しくなっていきます。自分の取りたい級の出題範囲・傾向をしっかり理解して勉強していきましょう。


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