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「はじめての英検。何級から受けるべき?」

グローバル化が進んでいる現代社会では、ビジネス・日常生活において英語はもはや欠かせない能力のひとつです。入試制度や採用試験に一定の英語能力を求める大学や企業も多く、英検をとっておけば、その人の英語能力の判断基準として用いることができます。


日本英語検定協会のホームページ(https://www.eiken.or.jp/)によると、英検受験者数は2014年度から年々増え続けており、2018年度には1億人以上の人が英検を受験しました。2024年から導入される「大学入学共通テスト(仮称)」の影響で、英検の需要は今後益々増えていくでしょう。


そんな中、初めて英検を受ける方、または英語を勉強する子供を持つ保護者の方は、


「何級を受験すればいいだろう?」


と疑問に思ったことはありませんか?たしかに、本当は英検3級の英語力を持っている人が、英検5級を受けるのはもったいない気がしますし、いきなり1級を受けるのは無謀に感じます。従来型の英検は年に計3回と限られています。今回のブログで紹介する英検の各級の難易度や出題範囲を、自分の勉強している、または目標としている英語レベルと照らし合わせてみてみましょう。


はじめに、日本英語検定協会のホームページからの推奨目安を確認します。


5級 中学初級程度(中学1年生レベル)

4級 中学中級程度(中学2年生レベル)

3級 中学卒業程度(中学3年生レベル)

準2級 高校中級程度(高校1〜2年生レベル)

2級 高校卒業程度(高校3年生レベル)

準1級 大学中級程度

1級 大学上級程度


現在学生の方は、特に参考にしやすいと思います。


次に、各級のおおよその単語数を確認しましょう。


5級 300-600語

4級 600-1300語

3級 250-2100語

準2級 2600-3600語

2級 3800-5100語

準1級 7500-9000語

1級 10000-15000語


級が上がるごとに単語数も増えるので、学習時間の確保も大切になっていきます。ただし、ライティング以外の試験は全てマークシート式なので、正しいスペルを書くことよりも、単語を見てすぐに和訳が思いつくようになれるような学習方法が望ましいでしょう。


そして、各級の問題傾向を把握しましょう。以下、各級・各課題の問題数のチャートです。




どの級も単語力とリスニング力は必須です。また目立った特徴として、5級と4級はライティングがありません。そして4・5級のスピーキングテストは合否に関わらず受験者で希望する人が受けられます(希望者のみ)。4・5級のスピーキングテストは合否に影響することはありませんので、面接練習としてトライするといいでしょう。


そして終わりに、自分の受けたい級を決めたら過去問を使って何パーセントの正解率になるか確認してみましょう。英検の合格正答率は6-7割です。あまりにも正答率が低い・高い場合は、受験する級を調整してもいいかもしれません。


明確な目標(=英検何級を受けるべきか)を設定をしたうえで、効率のいい英語学習をして英検合格を目指しましょう。


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